数多の名カバーが存在しているArther Hamilton作のスタンダード"Cry Me a River"ですが、こちらは珍しい日本語バージョンで、美空ひばりがカバーした際と同じく島村葉二による訳詞をチョイス。いやはや、毎度題材選びのセン スからして間違いがありません。INOはレコーディング音源としては初となる自身のボーカルを披露しており、これが南佳孝を思わせる オトナの色気を漂わせる歌声で驚きの良さなのですが、決定打となるのは、やはり代名詞のフェンダーローズと、本家・鈴木茂のギターが 濃厚に絡みついた哀愁アーバン・サウンドの応酬で、80年代シティ・ポップへの憧憬を飛び越えた感動的な陶酔があります!ジャズ系 DJの方には、アルバム未収録となるカップリングのインスト・バージョンも重宝して頂けそうです。